ダムの目的・効果


●ダムの目的・効果

ダム建設の目的

 厚幌ダムは、2級河川厚真川水系厚真川の北海道勇払郡厚真町字幌内地先に多目的ダムとして建設するもので、厚真川総合開発の一環をなすものです。
 ダム型式は台形CSGダムで、堤高47.2m、総貯水容量47,400,000㎥(札幌ドームの約30倍)、有効貯水容量43,100,000㎥であり、治水(洪水調節)、利水(かんがい・水道用水)及び流水の正常な機能の維持(河川環境の保全)を目的としています。

治水(洪水調節)

 厚真川流域では開拓以来、台風や前線による大雨で幾度となく洪水に見舞われ、住宅や農地など多くの財産が被害を受けてきました。
 このため厚幌ダムでは、ダムサイトにおける計画高水流量730㎥/sのうち340㎥/sを調節し、ダム下流域の洪水被害を軽減します。

流水の正常な機能の維持(河川環境の保全)

 厚真川は、私たちの生活はもちろん、動植物の生息・生育環境を保全するための役割もあり、川の流量が安定せず減少すると、水質が悪化し流域の生態系にも大きな影響を与えます。
 このため厚幌ダムでは、既得用水の利用や動植物の生息しやすい河川環境を保全するために厚真大橋利水基準点において、かんがい期最大3.65㎥/s、非かんがい期最大1.30㎥/sを確保するため、ダム下流へ補給をおこないます。

かんがい用水

 厚真川周辺は、胆振地方有数の稲作地帯となっており、厚真川本流と支流の河川水は、かんがい用水として広く利用され、厚真町の基幹産業である農業を支えています。しかし近年では、かんがい期間における河川流量の減少による水不足が深刻となっており、大型農業機械による代かき期間の短縮や冷害防止のための深水かんがい等、近代営農技術に対応したかんがい用水の確保が出来ない状況となっています。
 このため厚幌ダムでは、生産性の向上と農業経営の安定化を図るため、勇払東部地区の水田2,989haに対し、最大12.663㎥/s(平均8.142㎥/s)のかんがい用水の取水を可能とします。

水道用水

 現在、厚真町の水道用水は、厚真川と軽舞川の表流水や井戸水を水源として給水しております。近年では、公共下水道の整備による水洗トイレ化や、苫小牧東港へのフェリーの寄港数が増えるなど、使用水量の増加が見込まれています。このなかで軽舞川の表流水については、平成15年9月26日に発生した十勝沖地震の際に旧油田採掘跡から油が流出して軽舞川からの取水を一時停止する事故が発生しました。
 また、水道未給水区域については井戸水を生活用水に使用していますが、井戸水の水質や枯渇の不安を抱えており、安全で安定した新たな水源の確保が急務となっています。このため厚幌ダムでは、取水を中止する軽舞川表流水と水道未給水区域の井戸水に替わる新たな水源として、1,353㎥/日、本川の既得水道用水1,050㎥/日、地下水源545㎥/日、合計2,948㎥/日の取水を行い、厚真町内へ水道用水を供給します。

「厚幌ダムの建設目的」(パンフレット『厚幌ダム』室蘭建設管理部厚幌ダム建設事務所より)




●ダムの位置図

ダムの目的・効果 工事計画平面図1

 「厚幌ダム建設計画概要図」

 (パンフレット『厚幌ダム』室蘭建設管理部厚幌ダム建設事務所より)



ダムの目的・効果 工事計画平面図2

  「ダム事業計画概要図」

  (パンフレット『厚幌ダム』室蘭建設管理部厚幌ダム建設事務所より)





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